10月 まほろば内視鏡室より〜②🏔
Q:消化器医師(内視鏡医)を選択した理由は何ですか?
私が初期研修医として最初に勤務した病院は、地方の公立総合病院で、軽症から最重症、難病までありとあらゆる患者さんが昼夜切れ目なくひっきりなしに来院される、いわゆる野戦病院でした。当時大学病院にも匹敵する1000床クラスの病院で、なかでも消化器内科は病院の看板ともされる一番大きな診療科で、当時の部長は内視鏡学会の権威でもあった斎藤先生は指導がとても厳しくて有名でしたので、研修医などは声をかけられるとびびって固まるほど緊張したものでした。
初期研修開始当初から、私は内視鏡検査に興味をもって暇を見つけては内視鏡室に見学に通っていましたが、将来の進路としては神経内科や放射線科など興味が多方にわたっており、まだ内視鏡医になるという決心は固まっていませんでした。いよいよ研修も終わりに近づき進路を決めないといけないという時期に、内視鏡室にいらした部長から突然「大田、うちに後期研修にきたら、おれが内視鏡ちゃんと教えてやるぞ。」と。普段はとても寡黙で研修医など構いもしない部長が突然そのようなことをおっしゃったので、私は緊張のあまりその場で、是非お願いします!と返事してしまいました。。この病院の消化器内科研修は激務で有名であり、さらに私の学年は消化器内科研修を志願した研修医が1人もいなかったので、同僚からは私が消化器内科に進むことをずいぶんと心配されたものです・・
どうなる研修医大田くん・・いじめられちゃう⁈・・可愛がられちゃう⁈( *´艸`)
代々木上原駅前内科
nurse:F