せっかく健康診断などで異常を見つけられたのに「検査数値で異常を言われたけど、今は元気だからそのうち」などと考えて様子を見てしまっていませんか?あるいは「時間が空いたら病院に行こう」と思っていてもいつの間にか何年もたってしまっていることも。
「検査結果がよくないけど、去年と変わらないから悪化していないだろう」という考え方も心配です。数値が高止まりしている状況では、内臓や血管の劣化が日々進行している可能性が十分に考えられるのです。
生活習慣病の治療は、あくまでも今現在を元気に過ごすためではなく、将来の健康寿命に関わる大きな合併症を防ぐためにあるものですから、症状がないうちに治療を開始することがとても大事です。生活習慣病もがんと同様“早期発見早期治療“がよい結果をもたらします。もちろん初期に発見されれば、お薬を使わずに生活習慣の改善だけで治ることも十分見込めます。