明けましておめでとうございます
令和7年新春のご挨拶を申し上げます。
皆様には、健やかに新春を迎えられたこととお慶び申し上げます。また、旧年中はひとかたならぬご厚情を賜り、誠にありがとうございます。
令和6年を振り返りますと、元日に発生した能登半島地震をはじめ、豪雨や連日の猛暑など、自然災害の脅威と加速する気候変動を実感する1年でした。さらにはコメ不足や物価高など個人の努力ではどうにもならない暗い話題も続きました。一方で明るい話題としては、パリ五輪での大勢の日本人選手の活躍や、大リーグで大谷翔平選手が50-50を達成して歴史的な活躍をするなど、スポーツに大いに沸いた年でもありました。人が目標に向けて努力する姿の持つ力に改めて感動させられ、希望や勇気を大いに分けていただきました。
今年は団塊の世代が全員75歳以上の後期高齢者となる、いわゆる「2025年問題」を抱えており、迎える超高齢化社会に対して日本の医療体制をどのように対応させていくのかが大きな課題とされています。これからは、治すことが中心であった「従来型医療」から、治し支える「生活支援型医療」への転換が求められています。私たちクリニックも、人々の医療と生活、介護を分断することなく、どのように地域の皆様のお役に立てるのか、ささやかながらも自分たちの求められている役割を今一度見直し実行する年にしたいと考えております。
2025年巳(み)年を迎え、蛇が持つ「再生」と「知恵」の象徴にならい、当院も新たな知見を取り入れ、医療の質を高めてまいります。皆様にとりまして本年がより健やかで、充実した年となりますよう祈念致しまして、年頭のご挨拶といたします。
代々木上原駅前内科クリニック 院長