なぜ、打つの?(・・?

感染症は、免疫が無ければ年齢に関係なく感染する可能性があります。流行の規模が大きくなれば、低い重症化率であっても、重傷者は増加します(今のコロナがそうですね)

予防接種の目的

▲個人を守る

▲集団を守り、社会を守る

▲次の世代の健康を守る

▲感染症の根絶・排除計画・・予防接種によってやがてその病気を人類から追放しようとするもの。天然痘がそうですね。

 

ワクチンには、通年性と季節性のものがあります。これからインフルエンザ予防ワクチン(以下インフル)になりますが、同時に別のワクチン接種を考えている方は注意が必要です。

例えば、インフルと麻疹・風疹ワクチン(以下MR)を同時期に打つことを考えている方は、MRを先に接種してしまうと、次にインフルを打つ場合4週間開けなければ接種できません。インフルが先の場合は、1週間後にMRを打てます。

 

これはワクチンの性質によりますが、生ワクチン(MR、水痘、おたふくなど)と不活化ワクチン(インフル、肺炎球菌、肝炎ワクチン、日本脳炎、破傷風など)では接種後の免疫獲得期間により次に接種するワクチンの間隔が違います

 

生ワクチン接種後は4週間開ける

不活化ワクチン接種後は1週間開ける

※同日に、生・不活化関係なく2本以上接種する事は出来ます。

 

何を接種するかや、副作用もふまえ(接種部位の局所や発熱など)今の時期から接種スケジュールを考えておくことが必要かと思われます。

当院では、軽い発熱や接種部位の腫れ、おたふくワクチンによる軽度頸部腫脹の副作用は見うけられましたが、適宜対応致しています。

 

nurse:F

代々木上原駅前内科クリニック