フレイル健診
秋を飛ばして、いきなり冬が来そうな令和元年になりそうですね。
先に「平均寿命と健康寿命」のブログがUPしましたが、本日の読売新聞に関連記事が載っていますので更新しますね。
フレイルって言葉ご存じでしょうか?フレイルとは、海外の老年医学の分野で使用されている英語の「Frailty(フレイルティ)」が語源となっています。「Frailty」を日本語に訳すと「虚弱」や「老衰」、「脆弱」などを意味します。日本老年医学会は高齢者において起こりやすい「Frailty」に対し、正しく介入すれば戻るという意味があることを強調したかったため、多くの議論の末、「フレイル」と共通した日本語訳にすることを2014年5月に提唱しました1)。
厚生労働省研究班の報告書では「加齢とともに心身の活力(運動機能や認知機能等)が低下し、複数の慢性疾患の併存などの影響もあり、生活機能が障害され、心身の脆弱性が出現した状態であるが、一方で適切な介入・支援により、生活機能の維持向上が可能な状態像」2)とされており、健康な状態と日常生活でサポートが必要な介護状態の中間を意味します。多くの方は、フレイルを経て要介護状態へ進むと考えられていますが、高齢者においては特にフレイルが発症しやすいことがわかっています。
そこで
下記の記事。早期の介入が大事です。そして、記事にもありますが適切な栄養摂取と運動が大事になります。
2020年からの開始になるそうですが、詳細情報や当院でも実施する際はまた発信します。
長寿はうれしい事ですが、「健康」での前提が理想ですね。ご自身の身体を大事に想って接してください。
秋といえば、私は金木犀の香りが好きです♪家の庭や通学路にたくさん咲いていたのを思い出します。
nurse:F
参考文献
1)フレイルに関する日本老年医学会からのステートメント 一般社団法人日本老年医学会
2)厚生労働科学研究費補助金(長寿科学総合研究事業) 総括研究報告書 後期高齢者の保健事業のあり方に関する研究 研究代表者 鈴木隆雄